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呼吸器内科とは?
呼吸器内科とは、呼吸器の病気や症状に幅広く対応する診療科です。
呼吸器とは、上気道と呼ばれる鼻、咽頭(鼻の奥から食道まで)、喉頭(のどぼとけ)、下気道と呼ばれる気管(喉頭から肺まで続く空気の通り道)、気管支(肺に枝分かれした気管)、そして肺を指します。
鼻や喉というと、耳鼻咽喉科をイメージする方も多いかもしれません。実際、呼吸器内科と耳鼻咽喉科は診療する病気や症状に重複が見られますが、一般的には上気道を耳鼻咽喉科が、下気道を呼吸器内科が担当します。
北村内科クリニック院長の北村は、これまで大学病院、民間病院で様々な症例に向き合ってきました。
その経験を活かし、問診や視診、聴診などを通じて患者様の症状を見極め、状況に応じて必要な検査を行うことで、原因となる病気を絞り込んでいくことが可能です。
呼吸器に関する症状でお悩みの方は、是非一度、北村内科クリニックまでご相談ください。
こんな症状はありませんか?
呼吸器の病気は日常生活に支障が出るだけでなく、命に関わる可能性もあります。そのため、以下のような症状がある場合は、呼吸器内科を受診することをおすすめします。気になる症状がございましたら、加古川市の北村内科クリニックへご相談ください。
- 長い間、咳が続いている
- 呼吸が苦しい、またはうるさい
- ずっと気管支炎が治らない
- 咳をすると血の味がすることがある
- よく肺炎にかかる
- 呼吸をするとぜいぜい、ヒューヒューという音がする
- 胸が痛む
- 呼吸が上手くできない
- 呼吸が急に止まる
- 寝ているときに呼吸が乱れる
- 眠れないほど呼吸に問題がある
- 胸のX線検査で問題が見つかった
- 痰に変な色をついていたり、嫌なにおいがしたりする
- 運動すると息切れがひどくなる
- 日常的に酸素吸入が必要になる
- 呼吸器の感染を繰り返している
- 息をするたびに音がする
- 肺がんの症状(咳、血が出る、体重が減る) など
呼吸器内科で診る主な疾患
呼吸器内科では、主に以下のような病気の治療にあたります。
インフルエンザ | インフルエンザウイルス感染により、高熱、筋肉痛、咳、倦怠感が現れる。 |
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咽頭炎 | 喉の炎症で、喉の痛みや発熱を引き起こす。通常はウイルス感染による。 |
扁桃炎 | 扁桃腺の感染により、喉の痛みや嚥下困難が生じる。抗生物質で治療可能。 |
気管支炎 | 気管支の炎症で、咳と痰が一般的。通常はウイルス感染による。 |
気管支拡張症 | 気管支の拡張により、慢性咳や喘鳴が現れる。禁煙や治療が必要。 |
肺炎 | 肺の感染症で、発熱、呼吸困難、咳が特徴。抗生物質で治療。 |
気管支喘息 | 慢性的なアレルギー性気管支炎で、喘鳴と呼吸困難が生じる。吸入薬で管理。 |
COPD(慢性閉塞性肺疾患) | 喫煙により引き起こされ、呼吸困難と慢性気管支炎が特徴。 |
肺結核 | 結核菌による感染症で、咳、発熱、体重減少が見られる。抗結核薬で治療。 |
肺気胸 | 肺と胸膜の間に空気がたまる。胸痛や呼吸困難がある。 |
アレルギー性咳嗽(がいそう) | アレルギー反応により、咳やくしゃみが頻発。 |
肺がん | 肺組織で発生するがん。咳や血痰が症状。早期発見が重要。 |
当院の呼吸器検査
加古川市の北村内科クリニックでは、大きく息を吸ったり吐いたりして肺の機能を評価する、一般的な呼吸機能検査の他に、一酸化窒素呼気分析やモストグラフといった検査を実施できる体制を整えています。
迅速な治癒に必要なのは、できるだけ正確に症状の原因となる病気を突き止め、それに対して効果的な治療を行うことです。当院はそのための検査を可能な限り自院で実施しています。また、状況によっては基幹病院と連携し、より高度な検査を行うこともあります。
一酸化窒素呼気分析
呼気の一酸化窒素を測定することができる検査です。気管支喘息の第一の症状は気道の炎症ですが、この時呼気に含まれる一酸化窒素が増加することがわかっています。
そのため、この検査を行うと、従来の呼吸機能検査では見落とす可能性がある気管支喘息を発見できる可能性があります。当院では一酸化窒素呼気分析測定装置を早期に導入し、診断、治療の開始・継続・中止の判断に活用しています。
モストグラフ(総合呼吸抵抗測定)
気道を流れる空気の通りにくさを測定する検査で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息の診断、治療効果判定を行います。
小さなお子様の場合、一酸化窒素呼気分析装置での検査は難しいのですが、モストグラフはマウスピースを口にくわえて安静に呼吸をするだけで検査ができるため、3〜4歳のお子様や高齢の患者様でも実施が可能です(マウスピースは患者様ごとに新しいものに交換しています)。
その他、関連する検査
呼吸器の症状は、こうした検査だけで原因となる病気が突き止められる場合もあれば、突き止められない場合もあります。
例えばアレルギー性咳嗽のようにアレルギーが原因になっている場合は血液検査を通じたアレルゲンの特定が必要です。そのため北村内科クリニックでは、必要に応じてその他の検査を実施しています。