不整脈

不整脈とは?

心臓は、全身に血液を送り出すポンプで、正常は1分間に60~80回の規則的なリズムで拍動を繰り返しますが、このリズムを作り出しているのが右心房にある洞結節(発電所)です。

ここで発生する電気信号が、刺激伝導系という心臓の内部に張り巡らされている電線を通って心房から心室に伝わり、心臓が拍動し、全身に血液が送り出されます。洞結節の機能が低下する、洞結節以外の異常なリズムで心臓が拍動する、或いは心房から心室に伝わる電気信号がショートするなど異常なリズムで心臓が拍動し、脈拍が不整になることを不整脈といいます。

不整脈は大きく分けて3つの種類があります。脈が遅くなる徐脈性不整脈、脈が飛ぶように感じられる期外収縮、脈が速くなる頻脈性不整脈です。
症状としては、ドキドキする、脈が飛ぶ感じ、胸の痛みや圧迫感、全身倦怠感、めまい、ふらつき、時には失神することもあります。
以上のような症状のある方や検診で心電図異常、不整脈を指摘されたら、一度受診をお勧めします。

専門家による不整脈治療

専門家による不整脈治療

当院の院長北村は20年以上前から、兵庫県立姫路循環器病センターや大学病院、民間病院で膨大な数の不整脈治療に携わり、カテーテルアブレーションやペースメーカー治療などの治療方法の確立に中心的な役割を担ってきました。

加古川市の北村内科クリニックではそうした専門家の立場から、患者様の不整脈に対応することが可能です。突然の胸の圧迫感や、動悸・息切れに不安を感じておられる方は、是非一度、当院までご相談ください。

不整脈の症状

不整脈の症状は人によって異なりますが、一般的なものには以下のものがあります。

  • 脈が速く、不規則に打つことがある
  • 少しの運動でも息切れがする
  • めまいやふらつきがする
  • 倒れることがある
  • 胸の痛みや圧迫感がある
  • 疲れやすいことがある など

不整脈の原因

不整脈には以下のように、様々な原因があります。

  • 高血圧
  • COPDなどの肺の病気
  • 甲状腺の病気
  • 心臓病
  • 加齢
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 過労
  • 喫煙
  • 肥満
  • アルコール・カフェインの過剰摂取
  • 一部のお薬 など

不整脈の診断

不整脈の診断は、心電図と24時間型ホルター心電図による検査を通じて行われます。

心電図

心臓の電気信号を記録する検査です。小さな電極を体に取り付け、心臓の活動をグラフで表示します。これにより、不整脈の種類や重要な情報がわかります。検査は短時間で安全で痛みはありません。

24時間型ホルター心電図

24時間以上の期間で心臓の活動をモニタリングする検査です。小さな装置を体につけ、日常の活動を通じて心臓のリズムを記録できるというもので、日常生活での不整脈を見つけることが可能です。

不整脈の治療

不整脈の多くは治療が必要ありませんが、診断の結果危険性が高いと判断した場合は、手術療法もしくは薬物療法から患者様の状態に適したものを選びます。

手術療法

手術療法には以下の3つの種類があります。

カテーテルアブレーション

心臓内に細いチューブ(カテーテル)を挿入し、異常な電気信号を焼き切る治療法です。

ペースメーカー治療

ペースメーカーは心臓のリズムが遅い場合に使用される装置です。心臓が適切に鼓動しないとき、ペースメーカーは正しいリズムを維持し、心臓の働きを支援します。

植え込み型除細動器治療

植え込み型除細動器は危険な心室細動を検知し、自動的に電気ショックを送る装置です。これにより、命に関わるような不整脈を正常なリズムに戻す役割を果たします。

薬物療法

不整脈の薬物療法で使用されるお薬には、以下のような種類があります。

抗不整脈薬

不整脈の種類によって異なるお薬が使われます。これらの薬は心臓の電気信号をコントロールし、不整脈を抑制することが可能です。

ベータ遮断薬

心臓の拍動を緩やかにし、血圧を下げて不整脈の症状を軽減するお薬です。

カルシウム拮抗薬
抗凝固薬

不整脈に伴う血栓のリスクを減少させるお薬です。

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