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アレルギー科とは?
アレルギー科は厚生労働省に1996年に認められた比較的新設の診療科で、目や鼻、耳、皮膚、気管、気管支などに生じるアレルギー物質によるアレルギー症状を伴う病気を取り扱います。
アレルギー性の病気に対する一般的な治療は、薬物による対症療法です。
しかしアレルギー科では問診と検査を通じてアレルゲンを絞り込むとともに、どうすれば回避できるのかを患者様に指導したり、症状を大きく緩和するための免疫療法を実施したり、その他重症者に対する特殊な治療を行ったりすることが可能です。
「薬物による対症療法」以外の治療の選択肢を持っているのが、アレルギー科なのです。
アレルギー科で診る主な疾患
アレルギー科で取り扱う主な病気は、気管支喘息・アレルギー性鼻炎(花粉症含む)・アトピ一性皮膚炎・食物アレルギーなどです。
気管支喘息
気管支喘息は、呼吸器の疾患で、気管支が狭くなり、喘鳴音や息切れを引き起こします。アレルギー、ウイルス感染、環境要因がトリガーとなります。治療には吸入薬を投与するのが一般的で、症状のコントロールが必要です。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、鼻の内部がアレルギー症状によって炎症を起こす疾患で、くしゃみ、鼻水、かゆみなどの症状を引き起こします。花粉やハウスダストなどのアレルゲンが原因で、抗ヒスタミン薬やステロイド鼻スプレーが効果的です。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症を特徴とする慢性疾患で、かゆみや皮膚の赤み、腫れがあります。保湿、ステロイドクリームの使用、トリガーの回避が治療の一環です。
食物アレルギー
食物アレルギーは特定の食品に対する過剰な免疫反応で、吐き気、蕁麻疹、嘔吐などの症状が現れます。診断の後、アレルゲンの完全な回避が最善の治療です。
金属アレルギー
金属アレルギーは、金属に対する皮膚を中心とするアレルギー症状です。アクセサリーやピアスが原因となることがあり、アレルギー症状を避けるために金属を避けるか、ハイポアレルギニックな金属を選びます。
薬物アレルギー
薬物アレルギーは、特定の薬物に対する過敏反応で、皮疹、発疹、嘔吐、息切れなどの症状が出現します。アレルギーが確認された場合、その薬物の使用は避けるべきです。緊急時にはエピペンのような救急用医薬品が必要となることがあります。
じんましん
じんましんは、皮膚に発疹や蕁麻疹が現れ、かゆみを伴う疾患です。アレルギー症状、感染症、ストレスなどが原因となります。抗ヒスタミン薬が症状の緩和に効果的で、原因を特定したうえでの予防が重要です。
当院で行っているアレルギー検査
Viewアレルギー39検査を実施
加古川市の北村内科クリニックでは、1回の採血で合計39種類のアレルゲンに対して検査を行うことができるViewアレルギー39検査を行っています。
この検査で調べられるのは、吸入系のアレルゲン19種と食物系20種です。
食物アレルギーの原因物質を確定させる必要がある場合は、これに加えて「食物経口負荷試験」と呼ばれる、実際にアレルゲンとなっている可能性がある食物をごく少量食べ、アレルギー症状が現れるかどうかを確認する検査をすることもあります。
また診療、治療を通じてアレルギー性の病気ではない可能性がある場合は、状況に応じて他の角度から検査を行うケースもあります。
病気の治療において大切なのは、原因を絞り込み、それに対して効果的な対処をすることです。北村内科クリニックでは、そのために全力を尽くします。
アレルギー症状でお悩みの方は、是非一度、当院までご相談ください。